家の鍵について思うこと

夫と結婚をした時から、私は家の鍵というものに対して、特別な感情を抱くようになりました。
結婚し、同じ家に住むようになってから、当たり前のことですが、夫と同じ鍵を持ち歩くようになり、なんだかそれが、とても嬉しく思うようになったんです。
基本的には、その部屋だったり、その家に一緒に住んでいる人しか、同じ鍵を持つことはないわけですから、同じ鍵を持っているということは、お互いが特別な存在だということを照明しているような気がするんです。
もちろん、結婚をしていなくとも、同棲しているカップルでも同じだと思います。
よく、男性がお付き合いしている女性に、自分の部屋の合鍵を渡すシーンなどが、ドラマなんかでも見られますが、家の鍵を渡されると、自分が特別な存在なんだと認められたような気がして、とても嬉しい気持ちになれると思うんですよね。
婚約指輪や、結婚指輪をもらうことも、当然嬉しいことですし、特別なことではあるのですが、家の鍵をもらうことも、私は十分特別なことだと思うんです。
また、結婚し、子供が生まれ、その子が大きくなると、その子にも同じように鍵を渡すようになるわけですよね。
そう考えると、鍵って、本当に特別なものだよな、と思うんですよ。
仕事場などは別として、基本的に家の鍵は、家族だったり、自分が大切に思う人に渡すものですから。
だからか、私は結婚してから、鍵のモチーフが好きになったんですよね。
気が付くと、鍵のモチーフのものを集めるようになったような気がします。
鍵のモチーフのネックレスやブレスレットなど、そういうのを見ると、ついつい買ってしまうんですよね。
きっと、私の中で、鍵そのものが、特別なものに思えるようになったのだと思います。
現在、私の家の鍵には、夫と一緒に訪れた海外で買ったキーホルダーがついているんです。
そのキーホルダーのついた家の鍵を見るたびに、夫と結婚し、家庭を持てたことをとても幸せに思いますし、なんだかその鍵が、私のお守りのようにも感じられるようになりました。